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農業生産法人・有限会社「あさぎり自然農園」

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品目:サラダ玉葱
住所:熊本県球磨郡あさぎり町須恵1041-1
従業員数:4名 作付面積:25a(年内取りハウス20a・極早生路地5a)

 

「糖度が違う」生食用サラダ玉葱をどうぞ。
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甘味が強い『サラダ玉葱』は、熊本県球磨郡あさぎり町で栽培されています。生産者は農業を一から始めた方々。その情熱が見事な玉葱として実りました。

 

見える安心!『食の履歴書』

品目:サラダ玉葱
出荷時期:12月下旬~2月上旬
2007年度の概況:
●有機肥料のみを元肥として使用しました。
●土壌消毒、除草剤の使用はありません。
●害虫防除の予定は本来なかったのですが、夏場発生が多かったヨトウムシ殺虫のため、2回BT剤(化学合成農薬ではありません)を使用しました。

 

動画で「トレサビリティ・システム」を見てみる。

込められた思いがある!『人と商品のプロフィール』

良質な水が豊富なあさぎり町。

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熊本県の南部、九州自動車道の人吉インターから、車を走らせることおよそ20分。『サラダ玉葱』の産地あさぎり町に到着します。町内を横断するように、球磨川が流れる静かな町。良質な水に恵まれているため、町には名産の球磨焼酎の酒蔵が数多く軒を構えています。球磨盆地の中にある、あさぎり町は、秋から春にかけて、しばしば朝霧が発生します。これが2003年に生まれた、町の名の由来になっているそうです。
『サラダ玉葱』を生産している農業生産法人・有限会社「あさぎり自然農園」の事務所は、元は幼稚園として使われていた建物。ここで、生産者の原口直之さんと那須暁さんにお会いしました。

朝夕の寒暖の差が糖度の高い玉葱を作る。

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生産者のひとり、那須さん。

「実は私たちは二人とも、農業の経験がなかったんです」と話す原口さん。以前はコンピュータ関係の仕事をしていたそうです。那須さんも同様で、牛乳販売の仕事から、農業に転進したのだと言います。「最初は土地を探すことから始め、これに半年から1年はかかりました。圃場をあさぎり町にすることにしたのは、なんといっても、環境に恵まれているから。良い水があるし、朝夕の寒暖の差があるので、糖度の高い玉葱を栽培することができるんです」。玉葱づくりは、耕運、うね立て、定植、そして毎日の水やりが主な作業になりますが、最初は何もかもが初めてのことで、たいへんだったそうです。「近くの農家の人が心配して、アドバイスに来てくれたこともあります」と那須さんは話します。

 

雑草や虫の駆除も手作業で。

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那須さんに『サラダ玉葱』を生産しているハウスに連れて行ってもらいました。ハウスの中は玉葱の香りで満ちています。うねの両脇には雑草を抜いた跡が。「除草剤を使わないので、とにかく雑草が出てきてたいへんなんです。当然、手で抜くことになりますから、結構な手間がかかりますね」と那須さんは語ります。農薬も最低限しか使わないので、虫の発生もすごいとのこと。「ヨトウ虫というんですが、油断すると、玉葱の葉っぱがなくなるくらいなんです」。しかし、そうした苦労を経ての最初の収穫の喜びは、格別だったと言います。「最初は小さなちいさな球根だったのが、こんな大きな玉葱になってとうれしかったですね。だんだんと成長していくのを見てきましたから、とてもかわいいなという気持ちでいっぱいでした」

 

産地のようす・生産者の顔がみえる動画

「あさぎり農園のサラダ玉ねぎ」
こんな人が作っています

 

知ればもっとおいしい!『知識の隠し味』

生食にぴったりの『サラダ玉葱』

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『サラダ玉葱』は、収穫してすぐに出荷はしません。1週間ほど寝かせると、甘味が増すのだそうです。採れたてのときには糖度が7度くらい。これが11度くらいまで上昇するのだといいます。12~13度といわれるすいかの糖度を考えると、その甘味がわかっていただけるのではないでしょうか。玉葱特有の辛味の中にも甘さがある。そんな『サラダ玉葱』。ぜひサラダなど生食で召し上がってみてください。

 

動画で「ご当地レシピ」を見てみる。

 

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